クライミング(ここではボルダリングもクライミングと統一する)における専門用語です。
あなたはいくつ知っていますか?
私は記事を書きつつ改めて知ったのもいくつかあります。
全部知ってたら明日にでもクライミング仲間に自慢してください(笑)
あ行
アイシング
ケア方法。登った後、主に指先や肘から先を氷水で冷やし、炎症を抑えるために行う。アイシングを行う事で細胞の新陳代謝を低下させ、翌日への疲労やダメージを残しにくくする。血液循環も良くなるため新鮮な血液が流れ、回復を早める。
アイソレーションルーム
コンペティションにおける、自分より前の人が登っているルートを見れない状態(や専用の部屋)を意味する。コンペでの平等のため。ルートやムーブが分かったら不平等ですよね?
アウトサイドフラッギング
ムーブのひとつ。ホールドに乗せていない足を、体の背中側に流してバランスを取る。スタンスホールドが無い場合に有効。フラッギング、フラッキングとも略して呼ばれる。
足入れ
クライミングシューズの履きやすさ。クライミングシューズは脱げにくい造りになっている。履きにくい造りとも言える。人の足はみな違う形をしているので、足入れの良さ、シューズとの相性は人それぞれ。
足切れ
登っている最中に、足がホールドから離れてしまう状態。似た言葉で『足ブラ』がある。
足ブラ
両足がスタンスホールドから離れ、手のみでぶら下がっている状態。ルーフなどの強傾斜でよく見られる光景。あえて足ブラで次のホールドを取りに行く場合もある。
アレ
クライミング中の人を応援する掛け声(フランス語)。日本語でいうところの『ガンバッ!』。ガンバ同様に連発して『アレアレアレィ!』と言う事が多い。
アンダークリング
ホールドの種類。下向きに取り付けられているホールド。
アーケ(クリンプ・カチ持ち)
ホールドの持ち方。指の第一関節を反らせ握りこむ。タンデュより指を痛めやすい。
一撃(フラッシュ)
登るルートを初見で完登すること。フラッシュも同じ意味なので、お好きな言葉を使ってください。
インサイドフラッギング
ムーブのひとつ。ホールドに乗せていない足を体と壁の間に流してバランスを取る。アウトサイドと同様、スタンスホールドが無い場合に有効。
エンクラ(エンジョイクライミング)
楽しんで登ること。疲労が蓄積して本気トライができない時、モチベーションが上がらずがっつり登れない時などに使われる。
オブザベーション
登る前のルートを確認すること。脳内で登るイマジネーション。会話ではオブザベと略される。
か行
カウンターバランス
インサイドフラッギング、アウトサイドフラッギングの総称
掻き込み
スタンスホールドに外側から足をかけ内側に足を掻き込む方法。
核心
ルートの一番難しい箇所。核心を超えればあとはゴール目指すのみ、体力勝負ですね。
ガストン
ホールドの持ち方のひとつ。体の重心とは逆方向に力を加えてホールドを持ち、バランスを取る。
カチ
ホールドの種類。指先のほんの僅かな先っちょに引っかかる程の薄っぺらいホールドを指す。痛い。
カチラー
カチが好きな人、カチ持ちが上手い人。
ガバ
ホールドの種類。ガバッと持てる事から由来する。
カンテ
壁の端の部分。
ガンバ
登っている人を応援する掛声。
キョン(ドロップニー)
ムーブのひとつ。シューズの底をスタンスホールドの側面に押し当て、足を内側に捻って膝を下にする。
クラック
壁の割れ目。手をクラックに入れジャミングすることで体がロックされ、次のホールドへ手を伸ばすことができる。
グレード
ルートの難しさを表す指標。日本では”級”表記が多く、クライミングジムでは10,9,8...と難易度が上がり、初段,2段,3段とさらに難易度が上がっていく。
グラウンドフォール
リードクライミングにおける、ルートを登っている最中、地面まで落ちる事。非常に危険。グランドフォール(grand fall=壮大な落下)と誤用されるが、正しくはグラウンドフォール(ground fall=地面に落ちる)。
クロスムーブ
ムーブのひとつ。手を交差させ、次のホールドを取りにいく。ホールドを持つ手がマッチできない場合、手の持ち替えができない場合に有効。